いよいよ2017年秋冬商品をご紹介する時期となりました。
タイトルの通り、明らかにムード(気分)が変わっていくことを感じる今秋は、『色・形・素材』という洋服を印象付ける重要なファクターに、今までとのハッキリとした違いを感じて頂けるようラインナップ致しました。
具体的に言うなら
・Brown、Bordeaux、Dull Blue、Deep colors
・Over size、Wrap design、Hooded、Long & Lean
・Pure Cashmere、Corduroy、Heavy & Lite weight、Silky Touch
上記を主に、気持ち良く掛け合わせたものがたくさんお店に並びますのでお楽しみに。
そんな『色・形・素材』に変化が付いていくシーズンに欠かせないものとして、今期一発目の超オススメ品がAURALEEより入荷したフィンクスコットンを高密度に打ち込んだチノパンです。
このチノパンは、エジプシャンコットンの中でも最高級と呼ばれるフィンクスコットンを様々な手間をかけて(長くなるので省略します)独特なぬめりと立体感ある生地に仕上げ、迫力のあるバギーシルエットに形作っているものになります。
展示会の際、一目見たその瞬間にこの秋確実に皆様の気分と合致するであろうのパンツは、フロントルックはまるでyves saint laurentのワイドパンツさながらでもあり、バックスタイルはkolorの代名詞とも言えるバギーシルエットのボトムスにも相通ずるような、両者のエッセンスが感じられる、その両者を始めて見た時の衝撃が私の体に走りました。
「コレは、新しい上に懐旧的だ。」
そう強く感じたものでした。
ベーシックなチノパンで在りながら、ここまでエレガントに、且つ大胆な表情を持つようなことは今までの経験上初めてで、アメリカントラディショナルとモードを最も上手くミックスさせた好例として、2018年春夏以降にまでつながりそうな一本です。
深い色合いのBrownのジャケットに合わせても
エアリーなメルトンを使ったWrap Coatに合わせても
極めてシンプルな丸首のCashmereニットに合わせても
そのいずれの入荷予定アイテムと合わせても全てが整い、今までとは違った雰囲気が得られる今最も欲しいボトムスであろうと感じています。
今回ばかりは私も、立ち上がりから穿けるようマイ・サイズをオーダーしました。
普段はあまり強いオススメをしない私ですが、コレは皆様にお早めにお試し頂きたい。
「股上45cm、裾幅28cm、タタキ幅4cm」
この数字を見ただけで、ゾクゾクするのは私だけでしょうか。