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  • 店主 角地 俊耶

AURALEE 2016 Autumn & Winter


いよいよまとまった入荷があったAURALEEを早速お店に並べました。

今シーズン、BechicsではAURALEEの商品をたくさんご紹介していこうと考えていますが、人気ブランドならではのご紹介直後の完売もありますのでその点は寛大にご覧ください。

(もし気になられた商品があればお店にお電話かHPのCONTACTツールよりお気軽にどうぞ!)

1st デリバリーラインナップ

AURALEEについて今さら語るのも遅い気がしますが、改めてこのブランドをご覧頂くにあたってパッと見ではわかりにくいポイントをご紹介します。

まず、AURALEEを楽しむにあたり最も注目すべきは生地です。もともと日本屈指の生地屋さんから生まれたブランドですので、ものすごく凝った生地を使っている商品が多いのが特徴なのですが、一つ一つの商品にスペシャルなものを使っていますので軽くご紹介しましょう。

<左上グレーニット>

14.5μ(マイクロ)の超極細ウールを使ったウール100%のボートネックニット。

このウールはカシミヤ同等の細さとして非常に珍しく、とても希少です。もちろん選び抜かれた羊の毛を刈って撚りをかけるのですが、その中でも皮膚に近い極めて柔らかい毛のみを選抜して、さらに原毛の段階で染めることによりその質感を極限まで高めています。

そして、このボートネックは所謂ナバルのような直線的なデザインではなく、前下がりで後ろが首に対して登る設計になっています。それにより、ジャケットなどを着た時の絶妙な収まり具合を実現しています。

<左中グレーサファリジャケット、パンツ、左下グレージャケット>

(右下パンツ、真中下ジャケット、サファリジャケットは同型ネイビー)

スーパー140という超極細毛を使った非常に軽く、肌触りが良いウールセットアップ。

上質なスーツでも使われる細番手のウールは生地にする時に織り機の力をいくら弱めても糸切れを起こしてしまうほど繊細な素材ですので、それを防ぐために一度水溶性ビニヨンというビニールのようなコーティングを糸に施しそれから生地にします。そして、出来上がった生地をもとの肌触りに戻すためコーティングされたビニヨンを溶かして裁断、縫製していくという大変な工程を踏んでこれらの商品は作られました。ジャケットは今の気分に合うように芯材を極力省き、まるでカーディガンのような着心地です。そして、パンツはドローコード付きのイージーパンツで、ドローコードまでウールで作られているあたりがAURALEEの上品さ。同じく、サファリジャケットはバックルの部分まで共地のウールが巻かれており、ウエストベルトをグッと絞って着て頂くと美しいドレープが生まれ、この生地の良さを体感できます。

<左下ブルーシャツ、真中上ホワイトシャツ>

”フィンクスコットン”という世界3大コットンの一つであるギザコットンの最高級素材を使い、シャトル機を使って高密度に織られた生地を使っています。大変肌触りの良い綿素材を打ち込んでいくと独特の厚みがありながら柔らかく仕上がるのですが、その素材を使ってオーバーサイズのシャツを作ることで、シルエットが理想通りに膨らむ設計です。また、このシャツは縫製も非常に良く、衿型は英国的なセミワイド型で前立ては大きく、シンプルですが細かく狙った違和感のあるディティールがこのシャツのデザインとして成立しています。

<真中中心グレーパーカー>

表地に綿、裏地にウールを配したビッグシルエットのパーカー。表地の綿はその他の商品と同じく非常に細い綿糸を使い、スウェットとしてはあまりに滑らかな肌触りを実現しています。裏地のウールはそのタッチの良さも然ることながら、着心地の軽さにもつながっています。

肩は落ちますがフードの持ち上がりは非常に良く、立体的なフォルムは一枚で着ても十分な存在感を持っています。

<左中ブラウンパンツ、右上ナチュラルパンツ、右中ベージュパンツ>

こちらもフィンクスコットンを使ったモールスキンで、形はLevi's 519に近いテーパード型とワイドシルエットの2型です。通常のモールスキンはわざと生地を掻いて起毛をさせるのが一般的ですが、こちらはわざと残して非常に強い綾目を立たせています。一見キャバルリーツイルのようなミリタリー感もありますが、フィンクスコットンの滑らかさと光沢がAURALEE独特のエフォートレスな雰囲気につながっています。

まだまだたくさんのウリがあるAURALEEですが、何よりも「着て・感じる」ことがオススメです。


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