mandoのものづくり

January 18, 2017

mandoの服は、とてもシンプルでベーシック。

見たことがあるようなものだけど、他のものと違って見える。

実際に着てみるとやっぱりどこか違って見える、そんな洋服たちです。

 

理由は案外、簡単なのかもしれません。

 

高巣満導さんに「良いもの、優れたもの」に対する独自の思考軸があり、毎シーズンの直感に則ったリサーチと研究をしたものを作られているからだと思います。

 

それは、テンプレートなトレンドやメディアの操舵に影響されながらものづくりをするのではなく、世の中の空気からピンとくる”直感”をもとに、過去と今の有効な手段を独自の方法論で組み立てていく、ということではないかと思います。

 

脳科学者の茂木さんが言われるように、脳は無意識の領域でも自分の脳内にストックしてある知識や情報を検索し、さらにそれらを足したり引いたりして最適解を導き出す。

そのように、mandoさんの直感から生まれるデザインは単なる”アテカン”の類とは違った、確かな経験を背景に生まれる傑物が成す技であると私は思います。

 

人気のポリエステル素材のセットアップは天然繊維よりも軽く、洗った時の顔がふっくらして合繊独特のツヤと動きが出るので天然繊維に固執する必要がなくなった、ということだったり、天然繊維とは違ったニュアンスの「MODE」を感じる雰囲気が気に入っている、と。

トラッドなデザインと合繊素材の持つモードな雰囲気が絶妙な一品です。

 

 

今シーズンは、ドレスの基本とも呼べるアイテム「タキシード」がラインナップされていますが、これも一般的な<タキシードクロス × シルクの拝見>の組み合わせではなく、

<ポリエステル × レーヨン>の組み合わせ。

 

 

 

ポリエステルの中でも特別に高品質なものを選んでいて、タキシードクロスとはまた違った色気が出ているところなど、こだわりある遊びが感じられます。

 

組下のイージーパンツは、定番のトリプルプリーツのスラックスから進化した、新しいシルエットがまたしても秀逸な一品です。

 

対して、バンドカラーのトレンチコートはデザインとシルエットで遊びながら素材はシック。

今まで触ったことがないような柔らかくハリのあるボンディング素材は、ウエストを絞って生まれるドレープを楽しめる新感覚の生地です。

 

 

今でこそ様々なブランドで使われるようになったポリエステル&ナイロンの高温後染め素材や、タスマニアンメルトンなどに代表されるようなソフトな縮絨素材もmandoはかなり前から使っていて、いつも流行の数年前からその後市場で主流となる素材を先駆的に使われています。

 

 

 

展示会でこのトレンチコートを見たときも”次なる素材”を感じたので、一発で取り扱いを決めました。

 

 

 

mandoの17年春夏のテーマは、

 

「LA SEMPLICITÀ É L'ULTIMA SOFISTICAZIONE」- シンプルは究極の洗練である。-

 

レオナルド・ダ・ヴィンチの名言をイタリア語で表現しています。

 

相変わらず、オシャレなおじ様です。

 

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