• 店主 角地 俊耶

洋服屋に求められること


今回は、テキストに動画が一つだけのブログです。

いつもとは違い商品紹介ではないブログですが、あるお客様とのコミニュケーションが今を感じたので動画のご紹介も兼ねて今の気持ちを綴ります。

おかげさまで間もなく4年目に突入するBechicsではこれまで様々なお客様との出会いと交流がありましたが、中でも特徴的だと感じるのは、Instagramを筆頭にした各種SNSを使う多くの方々と、SNSの持つ特殊な世界観です。

「良いモノを、良いバショで、カッコ良いウツワで、良いヒトが、売る」という、昔から変わらなかったファッションリテールにおいての常識が少しずつ変わってきたことを感じるこの3年、もはや場所は都心の1丁目1番地でなくとも、実店舗がなくとも、そのヒトが誰かよくわからなくとも、どんなモノか見たり着たことがなくとも、モノは売れる時代になりました。

これは概ね良い傾向だと思っています。

これまでのように、東京の表参道にある日本で唯一のお店のものやそこで働く人たちが必要以上に崇められるような流れではなく、デザイナーも、リテーラーも、一般消費者も同じ土俵でファッションを語ることができ、そしてそれを評価するのも同じ土俵に上がった人同士が行う、そんなボーダーレス化は言ってしまえば”プロかアマか”はどうでも良い、カッコ良いヤツだけが尊敬されるシンプルな構造です。

そういう意味では、後ほどご紹介する方々などはその実力を持って多くのファンを獲得されている典型として見ていて、我々モノを売ることを本業にしている人からすればある意味大変でもありますが、健全にファッションが発展していく手段としてこのような環境はとても良いことでしょう。

そんな時代を感じながら、これまでBechicsは「シンプルにファッションに関わる全てをこだわること」に励んできました。

私の場合は、時代の流れに呼応したタイプではなく、どちらかと言えば逆行している部分も多くありますが、おかげさまで3年も続けることができたのは、こんな名もなき小さなお店でも鉄のような心でファッションについて信念を貫く姿に共感して頂ける、何とも好奇心旺盛な変わり者の皆様(英語で言うF××kin' I love you的な…失敬)がいてくださるからだと思っています。

これからも変わらず、”セレクトショップ”とは何をする店なのかを自問自答しながら皆様にお喜び頂ける発展をしていくつもりです。

そんな弊店を以前から応援してくださる大切なお客様から、Bechicsの日常の裏側を撮りたいとのご相談を頂き、先日撮影して頂きました。

裏側と言っても、ごく当たり前のオープン前の店を開けるための準備をしている姿を撮って頂いただけですが、撮影をしてくださったクルーの方々が大切にされている「モノ以外のこと」についてはどれだけ時代が変わってもファッションの重要な側面であることを改めて理解させて頂くきっかけにもなり、もしかしたらそんなことはどうでも良いと思われる日が来るのではないだろうか…?という一抹の不安も杞憂だと知れた気がします。

この動画を見て、正直私自身はこんなひたすら掃除するオジサンを見るなんて何も楽しくないんじゃないかと思わず笑ってしまいましたが、その先にあるお客様に気持ちよく楽しんで頂く気持ちや、商品一つ一つへのリスペクトなどを想像しながらご覧いただけると幸いです。

言わずもがな、被写体が良ければ彼らの言いたいことはもっと明確に伝わるはずでしたが、あいにくの私ですのでそこはご容赦ください。

@yukifyrue_ さん

@ixi_endhi さん

お休みの日に貴重なお時間を割いての撮影、本当にありがとうございました。

あまりに普段通り過ぎてしまいましたこと、謹んでお詫び申し上げますw


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