• 店主 角地 俊耶

一枚の写真から


7月20日まで臨時休業をさせて頂き、ロサンゼルスに行ってきました。

毎回、出発前の2週間程度は営業終了後に某書店で今の気分を整理するために膨大な量の写真や文章を読み漁っているのですが、今回ピンときた写真を一枚載せたいと思います。

写真はWILLY CHAVARRIAの現行品を穿いているのですが、私の中で一つ浮かんだアイテムがLevi'sが90年代を中心に生産していた「Silver Tab」というレーベル。現在は生産されていない、その殆どは古着でしか手に入らないようなものです。

Levi's社の中でも王道となるDRY GOODSとは対極の、時代の空気を意識したラインは、当時クラブで踊るヨーロッパの若者や、ヒップホップ・ラップミュージックなどのアーティストを中心に人気を博し、力強いカルチャーに牽引されるが如く迫力のあるシルエットが誕生したような背景があります。

私の場合、ファッションの捉え方が大きく2種類あるのですが、一つはコレクションブランドのような創造的なスタイルやアイテムを新たに生み出していくもの。そして、もう一つは何らかの時代背景(文化)ありきで生まれ、結果的にその時代を象徴するファッションアイテムとなったもの。

Silver Tabは後者であって、つまり、その時必要とされ自然に世の中に広く認知されたものになります。その形やスタイルはどうあれ、非常にトラディショナルな誕生背景があります。

但し、そのようなものの多くが半ば「道具」として生まれているような側面もあるため、ハイセンスなファッションとして昇華させるには着こなしの”技”が求められると感じますが、それもまた2017年には刺激的でそそられました。

今回の出張ではこれがどうしても欲しかったのでLA中を駆け回ってきましたが、特に状態にこだわるBechicsとして買い付けても良いと思える商品を探すのに少し苦労しました。

(特にダンサーの皆様の容赦ないビッグサイズには本当に出鼻を挫かれました。。。)

約30本程度見つけてきた渾身のSilver Tabは、「BAGGY」「RELAX」「LOOSE」「STRAIGHT」など様々な形がありますが、どれも今の気分にぴったりの、ドカーーーン!とした迫力あるパンツです。

ロールアップしても良し、ジャストでキレイめに穿くも良し。

オススメは、ビッグシルエットのシャツやカシミヤのニットなど、上品でルーズなトップスに合わせる大人リラックスな着こなしです。

ウラ話ですが、今後入荷するあるブランドの元ネタとしてもサンプリングされたSilver Tab。

17年秋冬の新商品とも抜群に相性が良いボトムスとして、先ずは1本いかがでしょうか。

スキーター・ラビット、かっこいいぜ!!


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