2017年春夏の「Julien David(ジュリアン・デイヴィッド)」のショーの様子です。
最近ではトレンドのど真ん中と言われるようになった『ストリート』というジャンルも、彼は早くも2007年のデヴュー当時からモードとのミックススタイルで提案していました。
そんな彼は、フランス・パリで生まれ19歳でNYへ渡米。
名だたるデザイナーを輩出している学校を卒業した後にはラルフローレンをはじめとしたブランドでデザイナーとしてのキャリアを積み、2006年にTokyoでストリートカルチャーに目覚め活動の拠点を東京に移したことは有名なお話です。
もともとパリの国柄とも言える多国籍風土も土台として染み込んでいる本人には、自然発生的に生まれた感覚だと思われますが、クラシックやモード、そしてストリートをハイブリッドにリビルドしていくバランス感覚は2007年当時、度肝を抜かれました。
さて、そんな彼の今春夏のショーの足元を飾った一つのブランドが「Bata」。
『Julien David × Bata』としてコラボレーションを行い、ショーの中では様々なデザインのBataの靴を今欲しいミックス感でスタイリングしていました。
Bata自体はチェコで120年以上も続く大変老舗のシューメーカーですが、日本には品物が流通しておらず、昨年日本のブランド『COMME des GARCONS』が運営するDOVER STREEET MARKETでCOMME des GARCONSとの別注商品のリリースや、今回のJulien Davidとのコラボレーションで一気に知名度を高めたブランドです。
日本のストリートカルチャーをよく知るJulienさんが提案するローテクスニーカーは、クラシックな顔つきとファニーなWAVE柄が絶妙な脱力感で、東京らしいアーバントロピカルなスニーカーに仕上がっています。
『波待ち』とはこのこと。
待ちに待っていたシューズがようやく到着し、早速私もゴキゲンに履いています。